俺は株のプロだった・・・!?
あれから10年、プラスで終わる
現金を用意する理由が出来た
ちょっと、お金が無くなっては困る事情が出来たので、全資産を賭けていた株から撤退することにしました。幸いにも、なぜかロゼッタ株が謎の急上昇をしたおかげでプラスで終わることが出来ました。直前まではトータルマイナスだったので、これは嬉しい。
株で最後に勝てる人は全体の10%と言われています。つまり、僕はこの10%に入ったわけですね。もはやプロと呼べるでしょう。え?どの位って?
うーん、総資産のぉ~、、、4%位かな?( ´∀` )テヘへ
いやでもこれ、今の銀行に預けたこと考えたら、平均年率0.4%って凄くないですか?
株取引歴10年
株を始めたのは、前職に就いて間もなくのことでした。
あの頃は、休みのたびにあの伏魔殿を脱出していたものです。その度に飛行機に乗りまくっていた僕は、ある時、気付いたのです。飛行機の優待券、いいじゃん、と。そこで手を出したのが、ANA株でした。当時は単元25万ほど。
働き始めの小僧に金なんぞあるわけなく、その頃はリーマンショック後で、金払いの良いことで有名な某企業も財布のひもを締めまくっていました。
なので、始めは単元分だけ買っていました。これでも、年間2枚の優待券が付いてくるわけですね。
様々な勉強を重ね得た結論
ストレスをぶつけるように、株を買い重ねましたが、恐怖の出来事がありました。そう、3.11の大震災です。日本株は地の底を這う羽目になったわけです。しかし、その後がいけなかった。急回復。
例えばANAは当時単元15万円まで落ち込みましたが、その後40万円超まで上がったのです。当時チキンハートな僕は、焦って手放し、損失を食らいました。
しかし、思ったわけです。「あれこれ、災害とかで下がった時に買えば儲かるんじゃね?」と。そこで退散しとけばよかったのに、出来なかったわけです。
セミナーにも参加、信用にも手を出す
その後、セミナーにも参加してみた僕は、特に使い道のない貯蓄を全額預けていく羽目になります。特に増えるでもなく、減るでもなく。セミナーで身に付けた手法を用いて、資産の倍増を狙うも、逆にコテンパンにされました。生兵法は大怪我の基、ですね。何がきついって、信用取引はとにかく手数料が半端ではない。
心理的にきつい
人間、分かっていてもその通りには行動できないのは散々述べてきました。株はなおさらです。ここで、ここでやめれば・・・いや、もう少し・・・このような思考が巡りに巡って、結局失敗する。良くできた世界ですね。
そして、長期投資を心掛けているのに、なぜか毎日相場とにらめっこしてしまう。気にする必要は無い筈なのに、下落に一喜一憂してしまう。休日前に暴落した日には、ソワソワしてしまう。
そんな風に、日々、ストレスにさいなまれるわけですね。
株で勝つのは無理
というわけで、AIが投資会社を支配する昨今に、株で勝つのは無理です。お金持ちが、利息を得るのにやるものです。
なんというのかな、マイナスの方が大きい。本を買ったり、調べものをしたり、そういったことにかけた労力は、全く見合わなかった。
あれから数日、とてもスッキリしています。もう、縛られなくていいんだと。これから株をやりたい人がいたら、やってみるのもいいでしょう。しかし、たぶん、あんまり楽しくないと思います。
僕もそのうち、優待目当ての長期保有(以前も書いた、パーク24とか)はまた手に入れてみようかな、と思っています。ただし、資産の20%程度までにおさめようと思います。それが僕の限界、器でございます。