2021年06月18日(金) 7:05

さりげなく導く

Updated 2021/06/18

「笑ってください!」と注文するカメラマンは下手。

新書「教えないスキル」の内容に通じる話です。
腕のいいカメラマンは、笑顔を撮りたいとき、笑わせます。
意図する表情が欲しいとき、自然に現れる工夫をします。
言葉通りに人が表情を変えてくれたら、カメラマンという仕事は要らないから。

ウェブエンジニアということもあり、電子端末の操作や情報技術をおしえることが多々ある。
すんなり理解して操作する人は少ない。
言葉を変え、アプローチを変え、聞き手が理解しやすい表現を何度も試します。
すると聞き手がイライラしてくるのです。
私の説明が理解できないのが大きな理由です。

ITを理解するのは、数学に似ています。
基礎があるから、次の計算ができる。
かけ算ができるから、わり算ができる。そして、分数がわかる。
ひとつの疑問を解決するのに、10個の理解が必要になったりします。
それが面倒くさいからイライラするわけです。

学校の勉強が大嫌いなまま社会人になった人ほど、ものごとの理解に苦しみます。
面倒くさいことを積極的に調べる習慣がないからです。
わかる人におしえてもらおうとラクな道を選んでしまう。
理解できないのは、人の説明が下手だから。

私は勉強嫌いで説明も下手だから、丁寧に何度でも伝える努力が必要なんです。
理解してくれない人にイライラすることもない。
だって話す私がイライラしたら、いいことないでしょ。
聞き手が困るでしょ。

※アイキャッチ画像/サムネイルは、ミニおにぎりです
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