ぐんじたいこく3

日本の自衛隊員が24万人というのを前回書きました。充足率92パーセントだそうです。前回の人口比で見てきましたが、足りないのです。そして、防衛費のお話も書きましたが、なんと防衛費、定員に対してではなくて、充足率に対して出されるという。なんていうこと。では、人員の不足を補うのが何かというと、在日米軍です。ここまで井上和彦さんのお話から。そして、在日米軍には思いやり予算というものが組まれておりますが、トランプ大統領が増額を要請しました。さていくらでしょう。現在の4.5倍、80億ドル、8640億円だそうです。これって、世界平均のGDP2パーセントを出すよりもはるかに安い。安すぎですね。在日米軍に出て行っていただいたら、その空白はどのように埋めるのでしょう。

日本の防衛費は5兆3000億円です。チャイナは、20兆円。そして、チャイナの数字は疑え!人件費の計算の仕方が違うのです。これを日本と同じように計算していくと。

40〜50兆円になるそうです。ここまでは江崎道朗さんのお話から。

ぐんじたいこくシリーズは一旦ここまで。世界と比較してみると、日本の防衛費が上がったからと言ってぐんじたいこくと騒ぐ必要はありませんね。周りの国の方がはるかに軍事大国ですから。GDPの1パーセントをいう限りは軍事大国にはなりません。大東亜戦争中のように歳出(GDPの出し方が現在と違うので)の半分くらいが軍事費になったらそう言えるでしょう。防衛費は国の保険と井上和彦さんがおっしゃておりましたが、ミサイルの矛先が日本に向いていると思うと保険はもう少しかけて構わないのではないでしょうか…せめて歳出のはんぶんく!!とまでは言わずとも世界平均2パーセント、か前線に置かれていることを考慮して5〜6パーセント。最後にロシアのGDPは韓国と同じ日本の3分の1くらいです。経済は弱いのに軍事だけ、経済力はあるのに…。

ぐんじたいこく2

24万人の巨大企業?

この数字は自衛官の数です。24万人と聞いて多いか少ないか?1つの企業に24万人も社員がいたらそれは巨大企業ですよね。ひとつの学校に24万人も学生がいたら、それも巨大な学校ですよね。ということは、この数字は多い!と判断されるでしょうか。

日本の人口だいたい1.27億人。防衛費と同じように兵士数も絶対数で判断するのではなくて、人口比で考えます。すると日本は一人の自衛官が530人を守ります。では、各国はどうでしょうか。

  1. アメリカ  250人
  2. イギリス  440人
  3. フランス  350人
  4. ドイツ   450人
  5. イタリア  360人
  6. ロシア   160人
  7. 韓国    80人

一目瞭然、日本の自衛官一人がいかに多くの国民を守らねばならないか!イギリス、フランス、ドイツ、イタリアは集団安全保障でNATOがありますね。それでも、日本より人口比で兵士が多い。ヨーロッパの前線はポーランド、ウクライナと東の方にありますが、そこから離れた西のスペインでも国防費は1.2%。

日本は極東の最前線で中共やらロシアやら北朝鮮やらかん…やらと対峙しているのに。不安にしかならない数字です。ウクライナは確かGDP比で6%だったと思います。ウクライナはロシアとの最前線にいますから。

日本は軍事大国どころか、軍事大国に囲まれているという事実。唯一手を組めるのが台湾ですね。価値観を共有できる台湾と手を結び、中共なぞ軽くあしらって仲良くできるところ仲良くしていきたいですね。東南アジアにおける日本の信頼度も高いですし。今日も井上和彦さんのお話からです。

ぐんじたいこく1

日本の防衛について。GDP比で1%というどこぞの内閣が決めた枠組みがありますが、法制化もされていないので守る理由がどこにあるのか不明です。日本の防衛費が増えると、騒ぎ立てる方々がおりますが、なぜでしょうか。「軍国主義化」していると言いたいのでしょうか。そのあたりを井上和彦さんのお話から見てみようと思います。

2020年日本の防衛費は5兆3000億円。多いか少ないか。年々増えています。お、軍国主義の到来!と叫んではいけませんね。GDP比では1%程度にとどめています。1.3%になりますかね。各国の国防費のGDP比がどのくらいなのかはご存知でしょうか、見てみましょう。

  1. アメリカ 3.1%
  2. 中国  2%(怪しい)
  3. ロシア 5%
  4. 北朝鮮 22%
  5. 韓国  2.6%    

さて、日本の周りの主要な国をあげてみましたが、どうでしょう?収入に対する割合で見ると日本は1%だからそれほどでもないですよね。ちなみにチャイナは2%ですが、日本よりGDP大きいですよ。ダブルスコアで負けてます、日本。Zのおかげですかね。許せん。と話が逸れましたが、戻って日本の防衛費が絶対額で上がろうと、お隣にはそれ以上に増えているお国がございます。

さて、世界平均的に見てみると防衛費というのはどの程度なのかというと、どうやら2%あたりのようです。中共はそれを逆手にとって発表しているのでしょう。そうすれば軍事大国化していると叫ばれないので。実際は10%なのではと言われることもあるようです。ちなみに大日本帝国の軍事予算はと言いますと、こちらは歳出に占める割合でありますが、1937年(日中戦争開始)以降68.9%〜78.7%です!現代に戻って、イギリスは1.8、フランスは2.3、イタリアは1.5、ドイツは1.2%。

5兆3000億円の予算が計上される予定の日本の防衛費なのですが、お隣が牙をむいて軍事大国化していく中では足りないでしょうね。お隣は宇宙空間やサイバー空間にどんどん進出してますからね。日本は好戦国に狙われているのではなかろうかと考えても良さそうですよ。