月末はオンガク9

どうやら先月の月末投稿の番号が間違っていたようで、先月が「8」で今月は「9」ですね。毎月恒例の月末は何としても死守!明日から2月です。2月というと、記憶に残っているというか、何かと混同しているのかもしれませんが、この曲にしようと思います。『La Campanella』です。ご紹介するピアニストユンディが確か2月あたりの「題名のない音楽会」に出演していたような気がするのです。記憶違いかもしれませんが。2月といっても、もうだいぶ前ですね、2003年あたりでしたか?

この曲を作ったのは、19世紀ハンガリーに生まれたピアニストで作曲家フランツ・リストです。リストはピアニストとして活動していましたが、ピアニストでは自分が死んだ後は何も残らないということで、曲を作りました。音源は残せなかった時代ですが、楽譜は残すことができましたからね。リストの曲は難曲として有名ですが、彼自身が自分の演奏会を華々しく盛り上げるために書いたわけです。そしてその難曲を弾きこなすリスト自身も超絶的な技巧を持っていたピアニストなのです。ピアノの魔術師という異名を持ちます。

ラ・カンパネラはイタリアのヴァイオリニストであるニコロ・パガニーニに原曲があります。ヴァイオリン協奏曲第2番の終楽章を編曲して「パガニーニによる大練習曲」が出来上がりました。

カンパネラの演奏は多くのピアニストが録音しておりますが、僕のオススメはこの二人です。2000年のショパンコンクールで優勝した、ユンディ・リとフジ子・ヘミングです。フジ子・ヘミングの演奏はよく知られているものですね。魂のピアニストと言われますが、本当に素晴らしい演奏を録音しています。フジコヘミング はテンポはゆったりめですが表現力がとてつもない。ユンディは標準的なテンポだとは思いますが…うまい!の一言に尽きます。

https://youtu.be/9t1qwjdGEY8